エコアクション21とは

  持続可能な社会の構築は、国内、国外を問わず、重要な、待ったなしのテーマです。今年も、立て続けの台風来襲や強大化、聞いたことのない「亜熱帯低気圧」など、IPCCが予測した「地球温暖化の影響」が、如実に現れました。このまま、温暖化対策を進めずに居ると、こんな程度では済まされない影響が生じることも警告して居ります。

 このような状況下、あらゆる主体が積極的に環境への取り組みを行うことが必要であり、事業活動に伴う環境影響に対しては、その事業者の役割が重要です。事業者は製品・サービスを含む全ての事業活動の中で省エネルギー、省資源、廃棄物削減等の取り組みを行うことが求められています。 

 エコアクション21は、全ての事業者が、環境への取り組みを効果的、効率的に行うことができるよう仕組みを作り、取り組み、それらを継続的に改善して、その結果を社会に公表するなどの方法を、環境省が策定したガイドラインに基づいて、実施する「環境マネジメントシステム」で、取り組み事業者を、第三者が審査、認証・登録する制度です。

 さらに詳しく知りたい方は、エコアクション21の中央事務局のHPの「初めての方へ」の中の「エコアクション21とは」を参照ください。

エコアクション21認証・登録制度

「エコアクション21認証・登録制度」は、広範な企業、学校、公共機関等の全ての事業者が「環境への取組を効果的・効率的に行うことを目的に、環境への目標を持ち、行動し、結果を取りまとめ、評価する環境経営システムを構築、運用、維持するとともに、社会への環境コミュニ ケーションを行うための方法」として、環境省が策定した「エコアクション21ガイドライン 2017 年版 」に基づく環境マネジメントシステムの認証・登録制度です。 本制度の運営は、平成 23 年 10 月より「一般財団法人持続性推進機構」が実施主体となり、 「エコアクション21中央事務局」を設置し て行っています。 本制度では、現在、約 8,000 の事業者を認証・登録し、全国で約 660 名のエコアクション21審査員を要員認証・登録するとともに、38 都道府県に 51 団体の地域事務局を承認・ 登録し、中小事業者を主な対象とした我が国を代表する環境認証・登録制度として、一定の社会的認知を 受けています。

エコアクション21審査員

 エコアクション21審査員は、本制度の運営を行う主体の一つとして位置付 けられ、中央事務局から、次の要件を満たす者が審査員の要員認証を得ております。

  1. 職業的専門家としての公正不偏の態度を保持すること
  2. 環境関連法規、事業者の環境対策、及び環境経営システムに関する適切な専門知識と経験を有 すること、また、これらに関する最新の情報の取得に努めること
  3. 受審事業者、中央事務局、地域事務局、及び他の審査員との間での適切なコミュニケーション能 力を有していること
  4. 職業的専門家としての継続的な力量向上を図ること
  5. 別に定める本制度の普及促進活動の実施に努めること
  6. その他、中央事務局が必要と認めた要件を満たすこと